まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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2/14のNHKスペシャル「2兆円は銀行をどう変えるか」。ビデオに録画してあったのをようやく見た。
なんつーかなぁ。たぶん

徹底的顧客志向が植え付けられようとしている部分、これが猛スピードで実現されたら、それはそれなりに他行も脅威なんじゃないだろうかという気がする。集計合わせのために午後3時閉店、というアホらしい習慣や、山のように印を押さないと公共料金の支払手続が終わらない社内手続のアホらしさに、銀行の中の人々は気づいているのかいないのか。気づいていても、ハンコを1個減らすことは、そのハンコにぶら下がっているヒトを不要とみなすことに直結するわけで、できれば手をつけたくないことを、安全性とか確実性という言葉で言いくるめてきたんだろうなぁ。それは規制する側も、もちろんグルで。

まぁ、ツッコミどころは大いにある内容で、わが家はほとんどテレビに向かって説教する勢い。
「アポイントも入れずに客先に尋ねていって、忙しい中小企業の社長があってくれるはずがないやろぅ」
「あんなに支店にヒトが必要なんか」
「役員室フロアにあんな豪華な絵ェ飾って」

と、盛り上がる盛り上がる。

以前も書いた気がするが、就任時は、いかにも官僚っぽく、腰の引けた表情をしていた細谷氏が、だんだん民間の経営者っぽい、腹をくくった表情になってきていることが、やっぱり他行には脅威のひとつなんじゃないだろうか。

あぁ、経営者、リーダーってのは、ことほど左様に重要なものなんだ...。