まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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今年の10大ニュース

今年もあとわずか。いろんなウェブサイトで、今年の10大ニュース投票などが行われている。
いつも、女性の心をとらえるのが巧いよな、と思って関心を持ってウェブサイト自体の動向をウォッチしているCafeglobe.com では、心に残った国内ニュースの投票中。

http://www.cafeglobe.com/#vote

食の安全に並んで、北朝鮮拉致問題への投票比率は 0%。
とにかく手っ取り早く人命やカネが犠牲になるようなことで、自分にも避けがたく降りかかってくる可能性のあるものに関心が集まるのだな、ということを思ったり、結局マスコミでの取り扱いの大きさと、こういう投票結果って比例しているのかな、と思ったり。

自分は、韓国に深く関わる仕事に就いていたり、縁も深かったりするせいか、朝鮮半島系の話題についてはひととおり(個別芸能人の動向についてはその限りではないが)おさえているが、何かと必死にいろいろな純粋じゃない思惑の人も含めて騒ぎ続けている北朝鮮拉致問題は、現役のオンナたちからはほとんど全然と言っていいほどに関心を寄せられていない、という事実に、ふむーと思う。現役オンナの意識の問題だ、と言おうとすれば言えなくもないだろう。でも、そんなことじゃないと思うな。
拉致されたとされる人々、家族の痛み悲しみは想像するに余りあるが、周辺で彼ら家族を一種の食い物にしたり道具として使っている連中の影がちらつくことを、おそらく多くの人は直感的に気づいている。拉致誘拐は国家的犯罪なのは確かだけれども、国家が取り組むべき課題の中でもプライオリティは低い。それにそもそも、なんで北朝鮮との関係を正常化しなくてはいけないのか、という説明を誰にでも納得できるように語れる学者、政治家なんて、私は一人も知らない。誰か、教えてくれ。
で、きっと、本当は横田めぐみさんの生死について、知っている人は知っている、でも、その情報は一般には明らかにはされない、何かの都合で。いずれにしてもうそ臭さの固まりとわけの分からなさは、誰か、もしくはそうしたいと思っている複数の利害関係者の都合で、ずっとこのままだろう。その一方で、彼らの思惑とは別に、国民は北朝鮮拉致問題への取り組みや発言に対して、特に何の反応もしなければ、何かを採点する基準にはしないのだろう。茶番だ。