まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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自動車合弁企業はどうなる?

今度は一転、マネジメントの視点。関満博先生のコラムが簡潔にまとまっているのでこれに沿って考えていくと、家電メーカーは技術提携から合弁へと進出形態を切り替えた。最初はバカ売れした家電、いつの間にかローカルメーカーが力をつけ、今では全然売れないと。
さて、やはり天津で聞いた話。日本製テレビはみなの憧れの的だった、皆、無理をしても日本ブランドの品物を買った。今はどうだ。あんなに高い日本ブランド物を誰も買わない。自動車にも同じようなことが起きない保証はない、と。
組み立てさせているだけなら技術は流出しないか?コア技術はブラックボックスで隠せば万全か?そんなことはないだろうなぁ。誰か、それは私が思いつくくらいだからかなりの人が思いつくはずで、部品をモジュールとして出荷すればボロ儲けできる瞬間はある。大手メーカーとの取引関係のある会社にこっそり声をかけて安く部品を仕入れて中国に出したら??商売なんていうのはそんなもんだ。水際でどう防ぐか、これってかなり難しいぞと思う。大手が中小下請けをしっかり監視する体制っていうのは、やっぱりこの局面では不可避なのかもしれないなぁ。これもひとつの競争の形か。