まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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Hijo de puta

あまり追いかける気もなくて追いかけてなかったのだけども、ジダンの頭突きの真相。きっこのブログによると、「暴言はなかった」「普段から使っている罵詈の一種」にジダンが切れただけのことだとか。「売春婦の息子」なんて日本語で書くからまだるっこしくて意味深だけども、少なくともスペイン語には、Hijo de puta(イーホデプータ;売春婦の息子)とか、de puta madre (デプータマードレ;売春婦である母の)とかいった罵詈とも独り言とも修飾語ともつかない言葉は氾濫している。de puta madre に至っては、売春婦とも母親ともなんの関係もない、「すげー」ぐらいの意味。だいたい、ビックリするたびに「jode」とか「cono」とか「cojon」(いずれも公序良俗のため、訳は省略させていただきます)とかいった言葉が普通の上品なオバサンの口から飛び出すのがスペインだから、まぁそのお隣のイタリアでも似たように、このシモネタ系の言葉が本来の意味から離れて氾濫していても無理はない。
てゆうか、こんなことも想像つかずにテレビは本件報道していたわけですか、というあたりに私は驚いた。
私ですか?大学でスペイン語を専攻しただけの、スペインフリークでもなんでもないヤツなんですが、まぁ、シモネタ系の話というのは、語学学習者の基本といえば基本なので、知識は偏りがち、っていう面はないでもないですけど。