まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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Pedrazaの思い出

ようやく期末の怒涛の日々が終わり、年度明け早々に1件仕事が取れたことで、急になんだか穏やかな本などを読みたくなる。朝、出かける前に本棚の前で5秒ほど考えてから、須賀敦子トリエステの坂道』をピックアップ。

トリエステの坂道 (新潮文庫)

トリエステの坂道 (新潮文庫)

こんな本を選んでしまったせいか、ヨーロッパの小ぢんまりした街を、あんまり目的もなく歩きたいなぁ、古びた本屋とか文具屋とかをぶらぶら見て回ったり、あぁそういえば、10年くらい前に、マドリッドに住む友人のところに遊びに行ったとき、なんだか渋いとても素敵な街に連れて行ってもらったよなぁ...なんて、ぼんやり考えながらオフィスに着いて、メールを開くと、ちょうどその友人からメールが来ていた。昨年末に、その街に夫と遊びに行った時の写真送るね、って。あらまぁなんという偶然。
その街の名前、すっかり忘れていて、なんていったっけなぁ、と、このところ時々思い出そうとしていたので、探し物を見つけたみたいでうれしい。
石畳の小道ばかりの中世のままの街並みが思い出される。すごく美味しい子羊のローストの店に連れて行ってもらったなぁ、デザートがすごい量で、たしかストロベリータルトを食べたんだよね。
あぁやっぱり私はもう10年以上も前からずいぶんな食いしん坊だったんだな。