図書館で予約して読んだ。
我が家は食べものでつながっているような夫婦だけども、仕事が忙しかったりすると、家族の勝手でしょ、と言わざるを得ないようなごはんになることもある。
それにしても、3日間でなく、1週間の食を観察する、そして、スタートを休日ではなく平日にすることで、見栄を張り続けられなくなる、食生活。本音に切り込んでいく調査って、こういうことなんだなー、と思う。調査を仕事にする者として学ぶところも多かった。
食生活は私にとっては大事だから、頭では野菜をとらなくちゃと思っていても、野菜料理は面倒だから買い置きはしてない、とか、2〜3日でつじつまがあえばいい、とかいう考えってかなりすごいなーと思う。
なんとなく、外で買った総菜ばかり食べていると、徐々に心が乾いてくる感じがするし、なんか落ち着かないというか、私はそうなんだけど、そうでもない、全然平気、っていう人もきっといっぱいいるってことだよね。
この調査であぶり出された食生活と、CookPadが大人気、というようなこととの間って、どう考えたらいいんだろう。時々張り切って料理をするときに、Cookpadに頼るってことなんだろうか。
ともかく、ちょっと自分が食べているものを現実的にチェックしてみようかなぁという気にもなった。本当は、この本に出ているどこかの家族と変わらないような食生活なのかもしれないのだし。
- 作者: 岩村暢子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/02/19
- メディア: 単行本
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