まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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能力>仕事?仕事>能力?


21時過ぎまで職場にいたのは、自分の仕事もそうだが、後輩の仕事の相談に少し付き合っていたから。ヤツは、自分の能力を超えると思われる仕事を取りに行こうとしているところ。
受注前に、能力審査がある。といっても本番の仕事と同じほどの量を審査されるわけではなくて、まぁサンプル品を出すようなもの。サンプル品ではごまかせても、本番で、望まれているスピードで、望まれている品質を出せるかというと、大変自信がないという。内容を見せてもらったが、うーん、正直彼女の能力を超えているし、それをバックアップできる代替人材はどう考えても、ない。能力不足の人間を何人集めたところで、望まれている品質が出せることはない。
一方で、自分の能力を上回るような仕事を請けていかない限り、自身の成長はない、という考え方もある。反対に、その分野については120%分かっている、できる、という自分の裏づけがあってはじめて引き受けるべき、そうじゃないと何か不測のことが起こったとき(往々にしてそれは起こりがち)、対応ができない、とも言う。結局は、自分の能力を超えて無理になんとか100%にこぎつけても、客にはそれがわかってしまうもの。そうなると、リピートオーダーをしようという気になるのかどうかというと、これまた微妙だ。頑張りを認めて、という感情派、意気に感じる派と、結果から冷徹に見て次はもっと能力の高い人に頼もう、という理性派と。もちろん仕事の性質にも、客にとってのその案件の重要度にも、左右されることではあるのだろうけど。
結論としてはやっぱり能力を少しだけ超える仕事もしつつ、余裕でできる仕事もやっていく、というバランス以外にないと思う。全部が能力を超えたことばかりだと、ホントに、信用なくしそうだ。口ばっかり、ってやつ。逆に、どの仕事も楽勝だと、自分が怠け始めそうだし。どうバランスするか、なのかね結局は。