まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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人に会う日


今日もまた人に会う日。

ランチは大学時代の悪友と3人でエクセル東急のアビエントへ。
平日だというのに、しかも私たち開店待ちの11時半に着いたのに、エレベーターフロアは人でごった返している。なんというか、長寿高齢者が多い。
サラダバーつき、デザート付のランチで2000円ちょっと、というのはお得感があるのか、これまでここに来た中で一番込み合っている。土曜だってそんなに混まないのに。

話題は、子供の話、犬の話、韓国ドラマの話、デジタルオーディオ機器の普及で、HDからCDやDVDが焼けない、という不便の話へと移る。
自分の子供が出たテレビ番組をHDに録画し、友人知人にDVDで配布しようとしたらうまくいかない、再生できない、とか、データの移送がうまくできず、手持ちのDVDも見られなくなってしまったので、1週間ほどで、また新しい機器を買ってしまったという話。

アホな、と思う。
何年か前に、デジタルコンテンツの権利保護のための仕組み、について調べたことがあるが、英国などでは、コンテンツの著作権を過度に保護するのはいかがなものか、とか、社会的にハンデのある人に対する特別優遇、あるいは学術に資する資料についての例外、などについても広く機論されていることがわかった。テレビ局、と呼ばれていた業態が、電波利権という既得権にしがみつくのでなく、企画や編集ができて、コンテンツが作れる企画集団になろうとしている、と言う話もあったと記憶する。
翻って日本はどうなのか。
こうしてデジタル機器を次々と買ったり、ハイビジョン技術に目をくらまされているのって、消費者としてどう考えても、踊らされている感じを受けてしまう。メーカーの言いなり、やられ放題なのが日本の消費者なのか。

夕方からまた人に会う。会社を辞めることを伝えなくちゃ、という人の中の一人。ほぼ5年ぶりの再会ではないだろうか。私たちの年代って、5年くらいじゃそれほど人相は変わらないものなんだなと思う。相変わらず頭の回転が速くて、普通の人がまだ目をつけていない部分に注目しているところも全然変わらない。この人ほど頭の回転の速い人を他に知らない。回転数でなく、本質をつかむ力、と言う意味ではほかにもいるけれども...。

変わった!というか知らなかった!のは、彼もまた韓流ドラマにはまっていること。まあ、ミーハーなところと先鋭的なところと、まっとうなところと天邪鬼なところが混在している人ではあったが、彼の口から、チェジウが、ソンユリが…、韓国語の響きが好きで…という話を聞くことがあろうとは思わなかった。

そういう驚きの再会のメシは汐留の響レストラン。ここもおそらく10年ぶりくらいに来た。大人数でなく、しかも早い時間からの飲みだったので、絶景が見渡せるカウンターで、韓流恐るべし、という感想だけがぐるぐると頭の中をめぐり、目はただただ暮れていく夜景に吸い寄せられていた。