まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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ぜいたく品は身に付けない


そもそも全然ぜいたく品に関心はないほうだけれども、たまには何かの記念にぜいたく品を手に入れたくなることがある。その中の一度が、結婚10年目におそろで買った腕時計。(あれ、いくらくらいだったかなぁ...)


ずっと使っていたダンナのほうの腕時計の秒針が異常な動きをするようになり、次に金具がイカレた。修理しようとすると、なんでも10000円もかかるような噂もある。


...安い時計がひとつ買えるやんか。アホラシ。
アホラシイ上に、結婚10年記念に買ったものだから、捨てるに捨てられず心まで痛む。このことがさらにアホラシさに拍車をかける。


そういえば私は、だいたいいつでもそうだ。


高めのスーツを買えば、何度も着ないうちにしみをつけてしまう。


質のよい靴は一生モンだなんていう言葉を愚かにも信じて買った2万円前後の靴、かかとがすり減って傷がつき、直しているうちに内側の革が劣化して...結局手入れにひどく金がかかることがわかり、それ以来1万円以上の靴はよほどの事情がない限り、目もくれないことにした。


高い金出してカバン買っても、カバン売る側は次々と買ってもらわないと商売にならないから「流行」という言葉でどんどんデザインを変える。流行とやらが過ぎると、持つのも惨めな状況になる。おぉおぞましい。


話題の場所にできたビルの中のうすら高くて話題だけの店でメシを食うのもばかばかしい。はなから万人受けを狙っているから味など期待できるはずもない。わが家の近所の、魚屋が商売替えしてやっている居酒屋に比べるとコスとパフォーマンスは3分の1以下だ。アホラシ。うなるようなもの、出してみい。


...なんてことを、ダンナの腕時計故障を機につくづく考えてしまった。
まぁ、それ以外のところで金使っているといえば使っているわけで、私はぜいたく品を買って満足する、というライフスタイルではないってだけのことだケド。