まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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金曜は結局午前中は使い物にならず、午後から報告書やら請求書作成と大学院のほうのプロジェクトの金の出入りの整理などをだらだらとすませた後、そのまま新規翻訳引き合いの見積。


翻訳者の立場から見ると、この程度の報酬をもらわないと仕事とは呼べないよというレベルで見積ると、客の立場から見ると、こんなに金かけてまで進めるべき仕事じゃないよという結果になる。最近ではこのあたりのギャップがないほうが珍しいが、よくよく考えると、結局はオリジナルのコンテンツ自体にそれほど価値がないということが、翻訳してまで使うのかどうか、というプロセスをとおることによって白日のもとにさらされているだけのことなんじゃないかと思う。
ともあれ、内容を整理し、受注すれば発注先になる韓国のパートナーにメールを出しておく。


夕方から久しぶりの学習室、ドトールにこもっての校正2件、資料読み、その後『不撓不屈』を読み始めたら止まらなくなって最後まで読みきってから帰宅。読書感想文は別途書くつもりだけど、いろんな意味で胸にずしりとくる内容だった。思っていた効果はほとんど得られなかったけれど、それを補って余りある本だった。


深夜、これまで見逃していた映画、『KT』のビデオを借りてきて見る。金大中拉致事件をモチーフにしたフィクション。日韓共同制作で韓国マニアの間では話題になった(韓国マニアの間では、日本に持ち込まれるあらゆる韓国映画が話題になるケド)映画だが、まぁなんといったらいいのやら。この映画の制作当時大統領だった金大中が、朴正煕政権時にまきこまれた事件を題材にしているということ自体が刺激的なだけで、あまり見るものもない映画。どうしてこんなに緻密さがなく、散漫なストーリー運びになっちゃったんだろうか。特に佐藤浩一の存在が無意味なだけならまだしも、ストーリー全体をわけわからなくしているのは救いようがない。この映画、結局興行的にはコケたはずだが当然では。

私の愛する筒井道隆クンの役柄もなんだか必然性のないもので、目の保養にはなったけどよくわかんない感じ。グロンサンムービーのほうが100倍いいな。


ただし唯一、当時のクルマ、街の雰囲気を出すための各種道具やセットは秀逸で楽しかった。銀座第一ホテルは私の知っている最近の姿そのままだったが。


土曜、昼前から体育館に行き、帰り道にスーパーで買い物、帰宅してだらだらする。明日は少し働かないとなぁ。休日の過ぎるのが早いこと。休日と認識できるだけ最近はましという話もあるが。


日曜、午後からぼちぼち動き出す。結構メールを出すと速攻返事の来る人が多く、みんな日曜もあまり気を抜いてないんかな〜と思う。