まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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金正日的であることの限界

北朝鮮調査づいていて、あれこれ読み漁っている中でみつけたことば。別に北朝鮮金正日批判とかではなくて、これって、普遍的に言えることだよなぁ、というもの。伊豆見元教授の言葉として某所に引用されていた。

(北朝鮮の場合、金正日の)独裁体制で、最終的な意思決定と政策の承認は、金正日がやらなければならない。最終的に金正日一人で決めるとすると、当然限界がある。一人の頭で、立体的に物事を構築して、優先順位をつけ、相互関係を調整し(中略)ていくのは不可能で、おそらく思考停止になるか、あるいは問題の先送りということになろう。結局、いたるところで思考停止に陥りながら、当面の、目の前にあるものだけどちょっと扱うということになっているのではないだろうか。いわば『彌縫策』の積み重ねという形だ」

独裁的になってしまったトップの限界。北朝鮮でなくても、いたるところに「金正日的」な事象は起きている。