MyLoveサザンオールスターズが活動休止を発表。デビューの頃からのリアルタイムなファンだった。年に一度回ってくるか来ないかのコンサートは、デビュー2年目くらいまではおそらくまだまだ大した入りではなかったように記憶している。高校生の頃見に行ったコンサートは、前から5列目あたりで見た。オールナイトニッポンか何かにも出ていた。受験生の友。ホントに、桑田さんは話が苦手。そこがまたとてもよかったのかもしれない。
大学時代のサザンは、仲の良い友人とのコミュニケーションの手段。新CDが出たよ、と言えば誰かがすかさずテープに録音して、みんなでドライブにも行った。友人の家に深夜から集まってしみじみおしゃべりするときのBGMもサザン。社会人になった頃から、熱がさめたってわけではないが、音楽を聴くという時間がなかなか取れなくなった。韓国にいる間は韓国歌謡、いや、今やK-popとかいうのか？まぁそういうのを聴いていたし、東京に出てきてから合計で20年くらいになるが、その間、たぶんサザンのコンサート、2度くらいしか行ってない。
大学院で知り合った韓国人や中国人の留学生たちがこぞってサザンを聴いていた。Tsunamiの歌詞を持ってきて、「この言葉はどういう意味？」なんてよく聞かれた。
リアルタイムのファンではなく、若いファンの皆さんは、こういう、自分よりも10も20も年上の、いわば「中年バンド」の歌に自分の青春生活？をどう重ねるんだろう、と、ずっと不思議に思ってきた。今も実はあんまりよくわからない。懐メロじゃないのか？という気がするんだけど、リアルタイムのファンでない世代の私でもビートルズを聴きまくったというのと同じなのだろうか。
ともあれ、桑田さんも52歳とな。私も年をとるはずだ。久しぶりに聞きたくなったが、そんなわけでわが家にはLPと、古いテープと、何枚か、そのときの気分で買ったバラバラのCDがあるだけだ。買い揃えたい、と思った人、多いんじゃないだろうか。品薄危険、だな。
