まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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やーめた、で放り出せるなら

政治のことは正直よくわからないが、「私には無理」「誰がやっても今の状態じゃあ無理」だから、アタシもうやめときますわ、って、たとえば自分の経験に照らすと、小学校の学級委員ですら、そんな無責任な放り出しをした人はいなかった。
しかも、「ぼくちん悪くない」と言いたいのかなんだか知らないが、あの、常に他人事のような、一生懸命さの欠片も見出せない、当事者意識の欠落したようなあの表情、あの説明の態度。
聞いたヤツも若干の失礼さはあったと思うが、「私は客観的...あなたとは違うんです」という言葉に露骨に見える、選民意識のようなもの。こっちは見えない苦労してんだよ、おめえと一緒にすんな、と言いたいのだろうが、見えない苦労は見えないんだよ。そして、誰だってどこでだって見えない苦労はしている。
政治に期待するものなんて、そもそも全然ないが、政治をする者はまがりなりにも露出の機会も多くて、子供や若者や、中小企業を四苦八苦しながら経営している経営者や、そういう人たちにとっては、えらい人、指導的立場の人、に映るだろうことは想像がつく。そんな、指導的な人が、まったく一生懸命さを示さず、他人事のような顔をして、難局から逃げ出すことは、これ以上に効果的なことはないだろうというくらいに、国民の、辛抱したり頑張ったり、ブレークスルーを探したりする意欲に冷や水を浴びせたように思う。だから腹がたつ。