起床07時。晴れ。シャワー浴びて食事に。
今日も朝シャン(カヴァ)、目玉焼き、野菜スティックに果物にクロワッサン。
午前中はソフィア王妃美術館へ。歩いて10分弱だ。
入館直前にネットでチケットを買う。と、早く入れる。何気なくピカソ、ミロ、ダリの作品が大量に展示されているこの贅沢さ。ゲルニカの展示の周りを何度も何度も行き来して見る。思いがけないほど近くで鑑賞できる。
とても満喫して、その足でマドリード中心地の町歩きへ。
マヨール広場まで行き、そこでビールやらサングリアやらワインやらを飲んで、タコのガリシア風を食べる。うんまい。こうして広場で陽に当たりながら延々と友達とおしゃべりに興じるスペイン人は本当にゆっくりしてるねえ。
一息ついて、ソルまで歩き、途中スーパーを2軒ほど冷やかし、私はきれいな色のシャツをミアミアで10ユーロで購入。
よく歩いたので、夜に行こうと思っているバルを下見して一度ホテルに戻る。
夕方まで昼寝して、今度はプラド美術館へ。事前にチケットをネット予約。今回美術館はほぼネット予約したね。長い列を横目にファーストトラックから入館。あまりに広くてターゲットを絞らないと見られないよ。案内パンフを見ながら順に鑑賞。ゴヤ、ベラスケスがなんといっても素晴らしかった。
そういえばブラド展を上野で見た時の絵がいくつも。再会。ゴヤはすごいなぁ。
さすがに国立美術館は館内写真撮影はダメでした。
プラド美術館でも1時間半あまり使ったので、さて、バルへ向かおう。名前をリストに書いた時は3組目だったけど、割合にすぐ座れた。
まずはワイン。アスパラガスのグリル、きのこと目玉焼き、牛肉のカルパッチョを頼む。全てが割とゆったりしているので、あとで合流するという先輩一家の到着をあまり気にすることもなく、徐々にひんやりしてくる夕暮れを楽しんだ。
やがてメニューが揃い、きのこと目玉焼きは本当にこりゃきのこと目玉焼きだなぁなどと言っているうちにご到着。
イベリコハム、えびのグリル、イカフライを追加し、ワインもさらに白と赤。
先輩夫妻と娘さんの弾丸スペイン半周ツアーは、バルセロナでサグラダファミリア、グラナダとコルドバ、さらにはラマンチャをひたすらバスで巡る旅だとのことで、明日もトレドとプラド美術館を1日で廻るそうな。おのずと後回しになるのは日々の食事だそうで、私たちが選んだこの店はたしかに美味しくはあったけど、本当にまともなスペイン料理にありついた!と喜んでもらえたのは何よりだった。
私たちの旅の楽しみは食事と酒なので、やっぱりツアー旅行は厳しいかなあ。
結局なんとごちそうになってしまいました。5人でワイン3本で150ユーロはまあこんなものでしょうか。なんだかなあ、ほんとすみません。
ホテルに戻り、シャワーを浴びてから上の階のスカイバーでひと休み。私はノンアルコールのモヒート。彼はビール。
日常を離れて、かつての友人や先輩や、夫とゆっくり過ごすのは何にも代え難い。
明日はもう帰国だ。