まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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我が国という言葉が嫌いだ

役所言葉のひとつに、「我が国」というのがある。我が国ナントカ産業の競争力ナントカ...。なんで我が国?よく、韓国の連中が「ウリナラ」(まさに、私たちの、国、という意味)と連発することを冷笑していながら、お役所はこの言葉をさも大事な宝物であるかのように使う。役所向けの企画書に「日本の」と書いたら、いつの間にか「我が国の」に直されたことがある。そう考えながら、韓国の役所が委託した調査報告書なんぞを見ていたら、全然、ウリナラなんて言葉使っていない。ちゃんと「韓国」と書いている。
それとも、あえて「我が国」と書かなくちゃいけないほど、「日本」という国名がビミョウだってことでしょうか。いや、正直、ちょっと戸惑うんですよ、在日朝鮮人の友人に、北朝鮮のことを教えてもらうときとか、朝鮮のさー、っていえばいいんだろうけど、なんか、朝鮮半島の北の方、とか、金正日の、とか言ってしまう。
...そんなんとは違うよね...。我が国、と言ったとたんに、いろいろなものさしが完全に主観的になってしまいそうで、すごく、すごく違和感があるんだわ、調査する者としては。