まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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あれれ、バッシング?

今週は久しぶりに少し朝鮮半島づいているので、りそ夫との話題も朝鮮半島系がちらほら。
韓国関係の論客というかジャーナリストとして知らない人はない黒田勝弘氏は、どうも韓国が好きすぎて離れがたく、韓国に今もお住まいのようだが、TV番組で「慰安婦問題は当時の韓国人の貧しさのせい」と発言したとかで、朝鮮日報が「妄言連発」とか書いている。

http://www.chosunonline.com/article/20070815000025

同じ記事を読んで、あの水野俊平氏が2005年には日本に帰国していたことを初めて知った。水野俊平といえば、私はどちらかというと野平俊水のペンネームで彼が書いた『韓国・反日小説の書き方』を読んで知ったのが最初。韓国にしばらく関わると、こんな皮肉なことをどこかで言ってみたくなるよな、という強い共感を覚えた。愛憎入り混じった複雑な感情、ということで、あぁしかし、この人よくここまで書いたなぁというのもそのときの感想だった。
だから、数年たって彼がテレビに出て、韓国大好き先生として持ち上げられているのを見て、どことなく心配になった。彼をテレビに引っ張り出したディレクターは、野平名でのあの本のことを知っているのだろうか...いやぁ、知らないよなきっと、と思うと、そのうち手のひら返しがあるのでは、と考えるのは別に私だけではなかったはず。
それきり最近はあまり朝鮮半島をウォッチしていなかったのだけど、2005年にバッシングめいたことがあって、彼は帰国した、と朝鮮日報は書く。おおむね日本で職が見つかったからというのが本当のところだろうけれど、韓国人の奥さんがいる水野氏が帰国するからには、少しは葛藤があったんだろうなと思う。

で、黒田氏だが、彼は、今さら多少のバッシングがあっても動じることもない方だろうな、と、いろいろな書き物の書きぶりから想像はつく。少なくとも朝鮮日報の記事を読んですら、ひどいこと言うなぁ、とか、それを言っちゃあおしまいでは、という感じを全然受けない。なにかむしろ、韓国側の興奮ぶりが本当だとしたら、なんか脱力だ。