まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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連休の合間出勤


連休の合間の金曜1日だけの出勤。この1年かけて出勤時間が微妙に遅くなってきていたので、少しずつ早く出勤するようにしていこう。まだ出勤している人の少ないオフィスで、中型サイズの石をどんどん取り除けていくのが効率的だ。


という理想型はさておき、やっぱり休みが長いと、いろいろ記憶から消し去られたような小石がごろごろしている。これらを取り除け、新しく積み上がる石をまた順番に並べ替えたりしているうちに午前が終わった。


昼は出版系の人々と食事をしながら相談ごと。いま、超初心者向けの韓国語の学習本って結構に売れているらしい。出版の世界においてはやっぱり今も二匹目のどじょうを狙うものなんだなあと思う。私は今は書籍を書ける立場にないので、友人を紹介することにして話は終わり。自腹を切って自分の名前で出す本を出版していた韓国語教育者の友人たちの昔の姿とは隔世の感だ。


午後。オフィスに戻って書き物を進める…というかなかなか進まない。
打合わせに2時間近く使ってしまう。やむを得ない面はあるが、時間コントロールをもう少し自分として何とかしなくては。


18時半過ぎに職場を出て芝大門で友人と待ち合わせ。
おばんざいの店に落ち着いて、川越地ビールで乾杯。
だし巻き、鶏もも焼き、サラダ、酒盗チーズ、あとはなんだったかな…
酒は東北応援を込めて飛露喜にする。


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震災後の1週間は、精神的に本当に大変だったという話を改めて聞く。海外に出張して逃亡していた私はある意味幸運だったのかもしれない。
余震もさることながら、発電所事故は知識がないだけにただひたすら恐ろしく、店には品物がなく、家族ともども、まともに食事ができないんじゃないかという恐怖感もあったという。
1カ月ほどして、被災地に日帰りボランティアに出かける機会があったらしい。
ツアーといっては不謹慎だが、大企業の社員向けのボランティアツアーのようなものが組まれ、それに乗っかって行って来たのだそうだ。やじ馬と言われても仕方がない面もあるが、それでも直に被災地の様子をみて、手を動かすことで、東京に戻っても関心は持続するものなんだなと話を聞いていて思う。


普段は普通にヒールの低いパンプスを履いていることの多い彼女だが、今日はスニーカーを履いて登場した。震災以来、パンプスを履く気になれないのだそうだ。意外にビビリやな…、と思いつつ、誰が何にビビるか、って、結構想像できないものだ。彼女とはもう30年来の友人だが、これほど地震災害に弱いとはついぞ知らなかった。