まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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逃げ切り世代

このところ、木村剛氏の発言に共感するとこ大だったりする。大企業と中小・零細企業の格差問題しかり、今回の、団塊と若年の格差問題しかり。
個別で見ると、団塊世代でも課長にもなれずに外の会社に片道切符で出された人もいっぱいいるわけで、団塊をひとくくりにどうだ、とは言えないけども、おおむね、酒なんぞ飲みながら話したりしていると、恐ろしいくらいに会社依存型で、大企業の旗の下でこそ実現できたことや、旗の下だからこそ得られているレントを自分の力によるものと確信犯的に混同している感じを受けることが正直少なくない。もっと言うと、「よくこんな事務能力で、大企業で課長、次長、部長、支店長が勤まってるよなぁ」というのか、スピード感と責任感の希薄さたるや、零細企業で日々自分で、即、物事を決めなくてはいけない自分とはまったく別の世界なんだなぁと思ったりするわけ。本当はもっと、経済全体の効率化のためにも、一人ひとりがいろんな世界でいろんなスピードやいろんな立場にたつことで視野を広げて力をつけたりするためにも、もっと雇用の流動化があってもいいような気がするんだけども、流動化されたくないから居座ってがんばっちゃっているのが、団塊の世代のすぐ下で、同じように逃げ切りを図ろうとしている世代だったりするんじゃないだろうか。