2月5日(木)
20時過ぎまで仕事して、東京駅に向かう。今晩からサンライズ瀬戸ではじめての四国へ旅行だ。夫の勤続30年のお休み。あんな性格の夫が、ひとつの会社に30年ずっと勤務するとは思っていなかった。人はわからないものだ。
寝台特急。何年か前に、サンライズ出雲で出雲大社に行って以来。私は寝台特急が大好き。
東京駅であれこれ宴会のネタを仕入れて、狭い、いや。コンパクトなツインに乗り込む。隠れ家気分を満喫。夜中の外の景色も良い。
これからどんな世界に行くんだろう、というわくわく感。二段ベッドの2階から、寝たり起きたりしながら夜中の外の景色を見るのも好き。雪などないルートだけど、平原が広がる場所でちょうど目が覚める。幻想的で夢みたいだ。
朝5時半起きでシャワーに出かける。カードが食われたと思って車掌を探して若干時間をロスするも、無事さっぱりした。瀬戸大橋から見る瀬戸内海は、ゆったり美しい。私(たち)が知らない、日本の美しさがあちこちにあるんだな。
2月6日(金)
高松に降り立つ。
県庁のそばの有名らしきうどんやさんに行く。
これ、中サイズ。中サイズは多すぎだった。しかも意外にどってことなかった。旅情としてはいいけれど、加ト吉の冷凍うどんの偉大さをむしろ感じる。
その後、琴電で琴平まで。
ホテルに荷物を置いて、早速こんぴら参りへ。
結構な階段だったが、本宮までなんとかたどり着く。いや、階段が大変というよりは、昨年末以来のめまいが治らないので、階段の昇り降りが覚束ないんですわ。
途中で、「俺のことはいいからみんな、上まで行ってくれ」などと言っている、ややご高齢のグループの気持ち、ちょっとだけわかるよ。
本宮までたどり着くと、わんこのおみくじがひける。
大吉!
街に戻り、名物というガーリック味の骨付き鳥やビールで昼ごはん。うまいよ。
多少早めにホテルに戻ったのでラウンジに通してもらい、コーヒーを頂く。雑誌など眺めて、極めてリラックスムード。
チェックイン後、お風呂、昼寝、タイマッサージ、夕ごはん。
ゆったり幸せだ。部屋の露天風呂にも入る。
2月7日(土)
今朝はゆっくり起きて外を散歩。朝ごはんは旅館で。過不足なく美味しい。
風呂につかって部屋でしばらくゆっくりする。最近、日曜朝のニュースバラエティを見たりするのってこういうときしかないんだよね。
駅まで送ってもらい、再度こんぴらさんの参道までいってみる。ねぎと醤油のかかった、さぬきうどんアイスを頼む。
アハハ、と思うのだが、手渡す際ににこりともしない女店員、いいんだけどノリが悪いなあ。味は意外に普通だったので、和三盆のほうがよかったかなあ。
旅館の仲居さんが教えてくれたアンパンマン列車で高知へ。
高知駅に降り立つと、アンパンマンの声で案内してくれるのがかわいい。こういうのは子供には楽しいだろうな。
高知駅から路面電車に乗って、はりまや橋で乗り換え。ホテルにチェックインし、荷物を解いて、昼酒めがけて居酒屋葉牡丹へ。マグロあら炊きがお通し。うまいなー。生姜としょうゆを効かせるのがいいのだろうな。
串揚げなどを食し、いったんホテルに戻って昼寝。
夜、ひろめ市場へ。週末ともあって、すごい賑わい。楽しいわー。
かつお塩たたき、きゅうり、ゆずハチミツサワー。こっちの人々はパワフルだ。
河岸を変えて屋台、松ちゃんで塩ラーメンに餃子。
ここも活気がある。餃子はパリパリでうまい。楽しんだ。なんというのかな、グラデーションじゃないけど、関西と、九州の間にあるんだなーという感じを受けた。餃子の大きさも、なんとなくの空気感も。
ホテルに帰還、風呂入って、コンビニで買ったみたらし団子を食べて寝る。(絶対食べ過ぎ)
2月8日(日)
朝、何を食べようかと思うが、あまり思いつくものもなく、結局全国どこにでもあるサンマルクでモーニングにする。この後日曜市に行くつもり。と、近くの席に、すでに朝市で野菜などの買い出しを終えたマダムが、すごくゆったりとした雰囲気で雑誌を眺めてコーヒーなど飲んでらっしゃる。ある程度の規模感のある、こういう地方都市でもこんな暮らしも豊かなものだな、とふと思う。
私たち、城を横目に見ながら日曜市を往復したが結局買い物はせず、ひろめ市場の中でおみやげを買い込み、宅配便に任せる。
もう帰宅だ。がっかり名所、はりまや橋で記念写真を撮影。
バスで空港へ。
早めに着いたので、レストランで食事。田舎寿司食べたかったんだよねと頼む。
お稲荷さんの代わりに、こんにゃく?
楽しくていい旅だったなぁ。