まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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これが典型、平均値

大学時代からなんとなく、そこそこお勉強のできる大学を卒業した女子の平均的な生き方をしていくんじゃないだろうか感を漂わせていた友人その2は、やっぱり典型、平均値だろうなぁ、と改めて感じてちょっと興味深かった。子供が2人、夫はいわゆるエスタブリッシュな日本の一部上場企業の管理職。自宅は神奈川に一戸建て。夫は、管理職になって以降、馬車馬のように働かされて(どうも本人の意思のようなので、働いて、といったほうが正しいかも)いて、帰宅は午前様も少なくないとか。したがって健康も万全とは言えず、家のことを分担するなんてのも無理。結果、彼女は結婚出産以来、パートの仕事にしか就けず、といっても、レジ打ちとかではなくて編集企画の仕事であったりはするのだけど、なにしろ手に職をつけたいという気持ちは今もあまり衰えていない。誰か何か外的な力でもって海外赴任にでも行けないかしらなどと考えている。あっ、自動車会社の先輩にも、一人そういう平均値的な感じを醸し出している人がいたなぁ。彼女も、バリバリ働きたい気持ちは十二分にあるのだが、機会がない、夫の協力を得ることが、物理的に無理。
ちょうど、主婦の再就職云々という記事が新聞に出ていたところ。彼女らのような人たちが、おそらく最も働き人としての能力のうちいくつかは備えている層のひとつなんだろうなぁと思うのだけども、では、具体的にどうやって労働市場にうまく引っ張り出してあげられるかというと、おそらく、適応教育と、安くて安心できる家事の外注業者、といったところかな。特に、仕事というのは、泣いてもわめいても、とにかく納期、スケジュールのないものは仕事とは呼ばない、というところの教育が、一番重要で、しかも、雇い側、働き側両方に負担な部分じゃないかと思う。子育てや家事は、締め切りやスケジュールというものと比較的遠いところにあるというか、そもそも計画通りにはいかないというか、そういう面が多いようだから、どうしても一時主婦生活に浸かっていた人に仕事を振ると、締め切りを守れないことがさも当然のようにふるまわれる、っていう経験、こればっかりは本当にたまらない。そこさえなんとかなれば、おそらく、彼女らの活躍の場はどうにかなるのではないかと、常々思っているのだけれどなぁ。