朝、ミーティングの前に、ゲル住宅や木造の住宅が密集するゲル地区を見学。
写真に撮るとなんだか風情ありげだが、秩序立っていない住宅地であることは間違いない。ゲルと木造住宅が混在していることと、これだけ密集していることは知らなかった。幹線道路沿いにこういう地区が広がっている。遠方の丘の上にもこうした地域がある。
ウランバートル市の中心広場から車で10〜15分ほどしか離れていない。この地区、区画整理とか、住所とか、そういう概念もないらしい。電線が写真に写っているはずだが、電気は通っている。ただし上下水道や、暖房のための給湯パイプも通っておらず、住民は暖を取るために近隣の炭鉱から仲買人が買って来た石炭を買い求めて、石炭を燃やす。今日の気温はすでにマイナス0度前後だが、それほどまだ石炭を燃やしている住宅はなさそう。真冬になると、どの家も石炭を燃やすので、あたり一帯は大変な煙になり、盆地になっているウランバートル市の中心地に煙が充満してしまう大変な状況であるらしい。環境汚染は深刻だが、暖を取るなというわけにはいかないのだから、解決の方法はおのずといくつか想起されるというものだ。
今日も朝から夜までぴっしりとアポ。終わって夕食は日本食レストラン「ロイヤルファミリー」。なんでも日本の皇室の皆様もいらっしゃったとか？本当か？
うなぎ寿司、チャーシューサラダ、お好み焼きを食す。どれも、中国で食べたよりも美味しい気がする。
