まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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ベンチャー失敗データベース

ベンチャー企業の経営危機データベース

まだほとんど見ていないが面白そうである。
ベンチャー企業をどう定義するかに依存するし、誰に何を知らしめることを目的にデータベース化したのか、本音のところというのか、最終的に誰に役立つような姿になっているのか、そのあたりはこれから眺めたいと思うのだけど、さて、フリーエージェントやインデペンデント・コントラクター、あるいはテレワーク、最近さっぱり聞かないがSOHOなどの裾野を広げたいのか、それともヤッパリHPとかアップルみたいな、あるいは昔のホンダやソニーみたいな頃のベンチャーが出てくるような環境ってどんなものなんだ?と一考したいのか、国の政策を考える人としては、どんな姿を描いているのか、そのあたりも気になるところ、なのです。

小さくても立派な技術を持つ企業はあるでしょう。秀逸なアイディアを持つ会社だってあるでしょう。誰もが応援したくなるようなビジョンを持つ経営者もいるでしょう。どれも同じように社会に役立つし、社会厚生的にいうと、たぶん税金をバンバン払えるほどに成長したり、新しい雇用を生み出したり、回りに関連産業を生み出すようなスパイラルを起こしたりする可能性を潜在的に持っていると思う。こういう、その時代の本物を、またはその時代よりちょっと先の時代に本物になるだろう人たち、会社を、どうやって踏みつぶさずに生かしていくか、っていうと、いくつかの、共通のボトルネックを少しだけ緩和して、成功したらちゃんとその恩に報いてもらうような仕組みを作ることなんだろうと思う。具体的にどうしたらいい、って、結構難しいけど。
中国でも韓国でも、話を直に聞くことがあるので感じるが、実に安直に起業する。必死に働いたっていいじゃん、2、3年寝ないで働いたって、それで一生遊んで暮らせるほどのカネが手に入るなら、大丈夫。これが10年20年だとしたら困るけど、2、3年なら家族だって奥さんだって目つぶってくれる。サラリーマンやってても、いつ首になるかわからんもんね、と、言ったのは韓国人だったが。日本でいうと明らかにエリートの層に属するような人の友人が、怪しげな自動車部品のブローカーみたいなことに手を出して「起業」だと息巻いているような話だって、先週聞いたばかりで結構、あぁこの人でもそういう友人を持っているのねと、妙に感心というかヤッパリ感というか。
ひとつには、守るものが少ないってのはいいことだね、とか思う。彼ら、人間関係以外には、大して守るものもなくて、商売に失敗しても、人間関係がなんとか彼を生かさず殺さず、維持してくれる。会社に入れてくれたり、小さな商売を紹介してくれたり。うーん、日本でもまあ、そう言うことは少なくなんだろうとはぼんやり思うのだけど、その一方で、会社を辞めて起業した人の売り物を買ってやったりするような話って、ほとんど聞かないからね。なんなんだろう。さみしくないか?ちょっと。