まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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家事彩々


土曜なのでゆっくり8時ごろに起きる。先週注文しておいた春夏用のラグマットが宅急便で届く。冬のホットカーペットをしまいこんで少し涼しげになったはいいが、今日が涼しいというか寒いので...。午前中はうちで片付けものなどをして、吉祥寺に買い物。玄関口の目隠し用のれんなどを買いに。


3月まで住んでいた旧社宅の前を通ってみたら、あれからなにも起こっておらず、郵便受けから誰も読まない投げ込みのチラシがはみ出していて、それを誰が片付けるでもなく、すっかり廃墟っぽくなっている。すべての住民が出て行ってすでに2ヵ月になろうとしているのに、もちろんリフォームがきているわけでもなく、定期的に掃除サービスを入れているわけでもない。つまりほったらかしだ。その間、キャッシュは一銭も入ってこないことはもちろん、日々周囲の人々に荒れていく姿をさらして、住む場所としてのreputationという無形の価値が毀損していく。


出て行く間際に払っていた家賃は、あの場所に、あの当時の環境で住みつづけるに見合う値段ではすでになかったけれど、それはまぁわが家の主観的な見方であって、他の家庭なら払いつづけても十分に満足感が得られると判断して幸せに家賃を払いつづけて住んでいたかもしれないのに、今やあの場所を持ちつづけていることでキャッシュは1銭足りとも生んでいないわけだから、持ち主としての判断は果たして正しかったのだろうかといぶかしい感じがする。


経営はスピードだ、という言葉はなかなか実感としては理解できないようなところもあるのだけれど、こうして旧社宅の様子を見ると、あぁたしかにスピードだよな、と納得してしまう。土地を持っているだけで含み益が出る時代は終わっているのに。


ともあれ、行って帰って雑事をかたづけ、夜は上石神井まで歩いて、新しいお店探検。珍しい焼酎「村尾」を飲むことができたのは収穫だったけれど、なにしろ寒い日だったので、あったかメニューの少なさにちょっとがっくり。評判ほどではなかったかな。


北朝鮮から、拉致被害者家族の一部が来日。家族会という人たちがどうしてあれほどに今回の成果についてネガティブなことばかりを言うのか、理解できない。誰かに政治的な思惑でもって言わされているとしか思えないのは私だけか。10人の行方不明者は「生きている」ことが分かっていて、家族会にこっそり教えているとでも考えないと、あの剣幕のつじつまが合わない。まさか安明進という、亡命先の韓国で少しでもいい待遇を得て、少しでも注目されつづけることが最大の課題であることが明らかな人物の言うことを鵜呑みにしているわけでもあるまいに。まぁ本件深く立ち入る気もないが。