まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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仕事一考


6時起きするも、ダンナを送り出して二度寝。年末モードだ。8時半に起き出してゴミ出し。今日は寒い。
積み残した媒体原稿の校正とりあえず1件、あとは午後からドトール学習室でやろうと早々に決意。
ヒルメシをわざわざ用意する気になれないので、冷凍してあったドイツパンなどをトースターで焼いて適宜食う。


年末なので、仕掛かり中の翻訳案件の作業内容を整理し、クライアントに送付。来年早々に追加でマイクロミニなタスクが発生する模様。翻訳会社の苦労が分かる。50字〜100字単位でランダムに投げ込まれては話にならない。そのために翻訳者を常時待機させるわけにもゆかず、急ぎだというのに翻訳者がつかまらないとぐったりする。


仕事の国際化は進む。それに伴って、外国語対応の仕事も確かに増える。一昔、いや、ふた昔も前なら、国際的ビジネスは、一部エリートと、山師のものだったから、翻訳もそれに見合ったレベルの人が対応する仕事だった。だから翻訳は高収益が見込めたが、今は猫も杓子も国際的ビジネスだ。外国語の支援者は、今や留学生などの名でそのあたりにごろごろしており、彼らがいわゆる翻訳レートというものを下げてきている。商用にはとても使えないレベルの言葉の置き換えしかやっていないのだから当然のレートだが、まじめにやっている能力の高い翻訳者にまでそのレートは影響を与えてくる。今の翻訳レートは、最初の翻訳がつかえなかった時に、あと1回別の誰かに発注することを見越してのレートなんじゃないかと思わせるほどの低さだ。そして、発注側のレベルも確実に落ちている。苦労が増えるのは翻訳会社と呼ばれる仲介者かもしれない。何もわかっちゃいない発注者と、言葉の置き換えでことを済ませる翻訳者の間で。いずれにしても、この世界、先は明るくない。機械翻訳にある程度はおまかせするのが正しい産業の発展の方向のひとつじゃないかと本気で思う。ただ、やはり言語の破壊というのはコマリモノだ。どうやって折り合いをつけるべきなのか、こういうテーマで修士論文を書いてもう2年がたとうとしているのに、まだ折り合いのつけ方について、なんの結論も得られないまま、翻訳者、翻訳エージェント業に、私はいまだ身を置いている。


夕方本屋へ。このところ、標準化/規格化戦略関連の本を探しつづけているが見つからない。単なる書店ではやはりダメか。ISOといえば環境ISO取得のマニュアルばかり。強烈に空腹になり、セブンイレブンで魚フライサンドとチョコレートなんとかパンを買っておやつ代わりにする。


夜はまぐろとアボカドのサラダ、タマネギだけ用意すればすぐできる、というインスタント酢豚とごはん、キムチ、ビール。冷凍ピザ。若干手抜き気味。