まち日記(旅と仕事と日々ごはん_時々走り)

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備忘・アカマ自動車は、あんただ

アカマ自動車(別名、双竜自動車

1954年、ソウル市で某自動車製作所として設立され、バス生産開始。1963年東方自動車工業を統合し、株式会社某自動車工業へ。1966年に韓国初の後方エンジンバスをブルネイに輸出。1967年、某自動車と業務提携、一部車両の委託生産を請け負う。1977年東亜自動車に商号変更。1979年工場をソウル市外の平沢市へ移転。1984年、ジープ生産を開始、同業某社を買収し、工場をプサンから平沢へ移転。1986年に財閥系某社に事業売却、1988年、現在の社名となる。1993年〜1995年の間、小型ジープモデルなどでヒットを飛ばしたが、新型モデルの研究開発への過度の投資とグループ全体の経営難を受け、1998年、大宇グループへ売却された。その後、IFM危機により大宇グループは解体され、同社は1999年8月企業改善作業(ワークアウト)に入る。2000年3月、大宇グループから分離。2004年10月28日、中国の3大自動車メーカーのひとつである上海汽車(Shanghai Automotive Industry Corporation, SAIC)が同社買収を宣言、2006年1月、債権団は同社株式の48.9%を上海汽車に譲渡し、上海汽車は同社の最大株主となった。これによりワークアウトは解除された。
しかし、2008年世界的金融危機により、主力モデルであるSUVの販売台数は急減、2009年1月9日、中国の上海汽車本社での取締役会が開催された。同社は翌日、流動性危機の回避のため、法定管理を申請した。2009年2月5日、同申請はソウル中央地方裁判所に受理され、法定管理人が経営にあたっている。労組のストを理由に、2009年5月29日工場・事業所はロックアウトされた。現在、韓国政府と交渉中である。同社は今後清算か、独立企業として生き残りを図るかの岐路にある。

ここまで、とりあえず、韓国Wikiからのざっくり引き写し。
2004年から2006年にかけての、上海汽車買収劇のあれこれについては、引き続きチェックする。ジープ生産技術のある双竜は、独自技術のない中国の自動車OEMにとっては、かなり魅力的であったことだろう。ちなみに、というか当然のように上海汽車は国有会社だ。アカマ自動車買収劇と、かなりのそっくりさん、である。株主でなく債権団が売りに出したわけなので、TOBとかいう話にはならなかったが、入札で価格を競り合った相手がいたはずである。債権団にはおそらく韓国政府系の銀行とかが入っていたような気がする。気がする、で言ってはいけないんだが。